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屋根が広く、太陽光パネルを10kW程度まで設置できる住宅も少なくありません。
その場合、
10kWフルで載せた方がいいのか
少し減らして7kW程度にした方がいいのか
5kWくらいでも十分なのか
と悩まれる方も多いと思います。
そこで今回は、太陽光の設置容量によって経済効果がどう変わるのかをシミュレーションしてみます。
今回の試算では以下の条件で比較します。
年間発電量:設置容量(kW) × 1,100kWh
購入電力単価:35円/kWh
売電単価:9円/kWh
また、実際の家庭に近い条件として
年間自家消費量を5,000kWhと仮定します。
つまり、太陽光がどれだけ増えても
自家消費できる電気は最大5,000kWhまでです。
比較する設置容量と費用は以下です。
容量 | 設置費用(税込) |
|---|---|
5kW | 150万円 |
7kW | 176万円 |
10kW(パワコン2台) | 225万円 |
年間発電量
11,000kWh
内訳
自家消費
5,000kWh
売電
6,000kWh
年間経済効果
自家消費
175,000円
売電
54,000円
合計
229,000円 / 年
設置費用
225万円
投資回収
約9.8年
20年間経済効果
約458万円
30年間経済効果
約687万円
30年純利益
約462万円
年間発電量
7,700kWh
内訳
自家消費
5,000kWh
売電
2,700kWh
年間経済効果
自家消費
175,000円
売電
24,300円
合計
199,300円 / 年
設置費用
176万円
投資回収
約8.8年
20年間経済効果
約399万円
30年間経済効果
約598万円
30年純利益
約422万円
年間発電量
5,500kWh
内訳
自家消費
5,000kWh
売電
500kWh
年間経済効果
自家消費
175,000円
売電
4,500円
合計
179,500円 / 年
設置費用
150万円
投資回収
約8.4年
20年間経済効果
約359万円
30年間経済効果
約539万円
30年純利益
約389万円
容量 | 回収年数 | 30年純利益 |
|---|---|---|
10kW | 約9.8年 | 約462万円 |
7kW | 約8.8年 | 約422万円 |
5kW | 約8.4年 | 約389万円 |
このシミュレーションでは
回収年数
5kW
→ 約8.4年
7kW
→ 約8.8年
10kW
→ 約9.8年
となり、小さい太陽光の方が回収はやや早い結果になります。
これは、売電単価(9円)が
購入電力(35円)より大きく低いためです。
つまり、
自宅で使える電気 → 高い価値
売電 → 低い価値
という構造になっています。
一方で、長期の利益を見ると結果は変わります。
30年後の純利益は
容量 | 30年純利益 |
|---|---|
10kW | 約462万円 |
7kW | 約422万円 |
5kW | 約389万円 |
このように、容量が大きいほど最終的な利益は増えます。
理由はシンプルで、売電単価は低いとはいえ利益がゼロではないためです。
太陽光パネルは
出力保証:25年
実際の発電寿命:30年以上
と言われています。
そのため、太陽光の容量は回収年数だけでなく長期利益で判断することが重要です。
屋根にスペースがある場合、
回収の早さ重視 → 小さめの容量
長期利益重視 → 大きめの容量
という考え方になります。
さらに最近は
EV充電
エコキュートの昼間運転
スマート家電の昼間運転
などを活用して、自家消費を増やす家庭も増えています。
そのような使い方ができる場合は、
太陽光を多めに設置した方が経済メリットはさらに大きくなると言えるでしょう。
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