太陽光発電は地震に弱い?耐震で本当に効くのは「重量」より「配置」 

「重い太陽光パネルを屋根に載せて、地震で家は大丈夫なのか」

多くの方が最初に重さを心配します。しかし、当社が現場で重視しているのは重さそのものではなく、パネルを「どう配置するか」です。本記事では、その理由をお伝えします。

結論:太陽光が原因で家が倒れた報告はない。でも影響はゼロではない

過去の大地震で、太陽光発電のみを原因とする住宅倒壊の報告は確認されていません。2024年の能登半島地震でも、経済産業省が注意喚起を行った理由は、壊れた太陽光発電システムが感電事故や漏電による火災の原因になる恐れがあるためであり、パネルが家を倒したという話ではありません。

ただし、屋根が重くなり揺れに影響することは確実にあります。影響を一切受けたくないなら、設置しないのが最も確実です。それでも多くの方が設置するのは、停電時に電気を使えるメリットがあるからです。判断は、この天秤で決まります。

耐震で効くのは「重量」より「重心と剛心のズレ(偏心)」

ここが、この記事で最もお伝えしたい点です。

太陽光設備の重さは5kWで約300kg、屋根全体の重量増加は約11〜12%程度です(弊社施工実績より)。積雪約3cmに相当する重さで、設計上は想定の範囲に収まります。つまり、重量だけならさほど怖くありません。

本当に効くのは配置です。建物には重さの中心「重心」と、強さの中心「剛心」があります。この2つがズレた状態を「偏心」と呼び、地震時にねじれる力を生みます。

太陽光パネルは屋根の一方向に集中して載せられがちで、偏心を生みやすい設備です。当社の考えでは、この偏心の影響は重量増加そのものより大きくなる場合があります。「軽いか重いか」ではなく「どう配置するか」。ここを語れるかどうかが分かれ目です。

だから業者は「配置を説明できるか」で選ぶ

裏を返せば、偏心は配置設計でコントロールできます。フリテラスが大切にしているのは次の点です。

  • 屋根全体へバランスよく分散させ、一方向への集中を避ける

  • 防眩パネルで北面も活用し、配置の自由度を高めて偏りを抑える

容量を敷き詰めるだけの業者か、偏心まで考えて配置を説明できる業者か。太陽光発電の地震対策は、ここで決まると言っても過言ではありません。

弊社では、設置前にドローンで屋根を点検し、その映像をお客様と一緒に確認したうえで配置を設計しています。「自分の家の屋根ならどう配置すべきか」を知りたい方は、こちらからお気軽にご相談ください。



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