【徹底解説】太陽光発電の発電量は?発電量を左右する要因まで徹底解説。

「太陽光発電を導入したいけれど、実際にどれくらい発電するのかイメージが湧かない…」
「元が取れるのか、毎月の電気代がどれくらい安くなるのか知りたい」
太陽光発電の導入を検討する際、最も気になるのが「実際の発電量」ではないでしょうか。カタログスペック通りに発電するのか、曇りの日はどうなるのかなど、疑問は尽きません。
この記事では、太陽光発電の専門業者である株式会社フリテラスが、太陽光発電の発電量の目安や計算方法、発電量を左右する要因について分かりやすく解説します。
知っておきたい基本単位「kW」と「kWh」
発電量の話をする前に、まず混同しやすい2つの単位について整理しておきましょう。これを知っておくと、見積もりやシミュレーションを見る際に非常に役立ちます。

kW(キロワット)=「出力(パワー)」
太陽光パネルが発電できる瞬間の能力(大きさ)を表します。
例えば、「4kWのシステム」というのは、条件が揃った時に最大で4kWのパワーを出せる設備という意味です。一般家庭では3kW〜5kW程度のシステムを載せるのが一般的です。
kWh(キロワットアワー)=「発電量(エネルギーの量)」
実際に発電した電気の総量を表します。電気料金の明細書に記載されているのもこの単位です。
計算式
出力(kW)× 時間(h)= 発電量(kWh)
太陽光発電の「年間の発電量」「1日の発電量」は?
では、実際にどれくらいの電気が作れるのでしょうか。
日本の平均的な日射量などのデータを元にすると、太陽光発電システム容量1kWあたりの年間発電量は、およそ1,000kWh〜1,200kWhと言われています。1日あたりだと、2.75kWh~3.25kWhとなります。
これを基準に、一般的な家庭用容量(4kW〜6kW)と、少し大きめの容量(10kW)で、期間ごとの発電量目安を一覧表にまとめました。

※設置条件、地域、天候により変動します。上記はあくまで目安です。
太陽光パネル1枚あたりの発電量は?
現在主流の住宅用ソーラーパネルは、1枚あたり約250W〜400W程度の出力を持つものが一般的です。
例えば、400W(0.4kW)のパネルを使用する場合、4kWのシステムにするには10枚のパネルが必要になります。
太陽光発電の発電量を確認する方法は?
設置後は、屋内に設置する「カラーモニター」や、スマホアプリ連携機能などで、リアルタイムの発電量や当日の積算発電量を確認することができます。
「今日はこれだけ発電した!」と目に見えることで、節電意識が高まるお客様も多くいらっしゃいます。
意外と知らない3つの「発電ロス」とは?
「4kWのパネルを載せたら、常に4kW発電するわけではないの?」
残念ながら、答えはNOです。実は、太陽光パネルで作られた電気が家で使えるようになるまでには、いくつかの「ロス(損失)」が発生します。
一般的に、システム全体の損失率は約15%〜20%と言われています。
①温度上昇によるロス
パネルは熱に弱く、真夏の高温時には発電効率が下がります。
②パワーコンディショナの変換ロス
パネルで作った「直流」の電気を、家庭で使える「交流」に変換する際に数%のロスが出ます。
③配線・汚れによるロス
ケーブル抵抗やパネル表面の汚れによる微細なロスです。
太陽光発電の発電量を左右する4つの要因
同じ4kWのパネルを設置しても、AさんとBさんの家で発電量が違うことはよくあります。発電量に大きく影響する4つのポイントを押さえておきましょう。
①日射量(地域別)

日本国内でも、地域によって日照時間が異なります。一般的に、太平洋側の地域や瀬戸内海沿岸、九州などは日射量が多く、発電に有利とされています。
②設置方角と角度

南向きを100%とした場合の発電効率
最も発電量が多いのは「南向き」で、屋根の角度が30度前後の場合です。
南向き:100%(基準)
東・西向き:約80〜85%
北向き:約60〜65%
③季節と気温
「夏が一番発電する」と思われがちですが、前述の通りパネルは暑さに弱いため、真夏は発電効率が少し落ちます。実際には、日射量が多く気温も適度な「5月(春)」頃が、最も発電量が伸びる傾向にあります。
日本産業規格(JIS)という国家規格によると、ソーラーパネルの温度が25℃の場合の出力を公称最大出力と定められており、25℃より高温になればなるほど、出力が少しずつ下がっていくとされています。
④影の影響
近隣の高い建物、電柱、庭木などの影がパネルにかかると、発電量は低下します。特に冬場は太陽高度が低く影が伸びやすいため、設置予定場所に大きな影がかからないか、事前に確認しておくことが重要です。
太陽光発電だけでは自宅の使用電力量は賄えない
一般家庭の平均使用電力量は?
一般家庭の1カ月あたりの平均使用電力量は、300~400kWhとされています。これを30日で割って1日あたりの目安を算出すると、約10~13.3kWhという数値が導き出されます。
この使用電力量を太陽光発電でまかなう場合を検討してみましょう。気象条件などにより発電量は常に変動します。仮にシステム容量1kWあたりの1日の発電量を約2.75kWhと想定すると、システム容量が3kWであれば1日あたり約8.25kWhを発電できる計算となり、4kW以上のシステムを導入すれば、約11kWhを発電できることになります。よって理論上は一般的な家庭の消費電力を十分に補えることになります。
システム容量が4kW以上でも賄えないのか?
数値上の計算ではまかなえるように見えても、実際には太陽光発電だけで全電力を自給するのは容易ではありません。その大きな理由は、夜間には発電ができないことや、雨や曇りといった天候不順によって日照状況が悪化すると、発電量が大幅に減少してしまう点にあります。太陽が出ている時間帯にしか電気を使わないといった非常に特殊な生活スタイルでない限り、発電設備のみですべての電力を補填するのは難しいのが実情です。
発電量の目安を把握し、太陽光発電の設置をご検討ください

太陽光発電の発電量は、屋根の大きさ、方角、地域によって一軒一軒異なります。
「うちは屋根が小さいから無理かも…」「北向きの屋根があるけど大丈夫?」といった疑問をお持ちの方は、ぜひ一度プロによる診断を受けてみてください。
株式会社フリテラスでは、お客様のご自宅の設置条件を元に、メーカー公認の発電量シミュレーションを無料で作成いたします。無理な勧誘は一切ございません。「まずはどれくらい安くなるか知りたいだけ」という方も大歓迎です。将来の電気代削減のために、あなたの家の屋根がどれくらい稼いでくれるのか、確認してみませんか?
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